なぜ保存料なしで作れるの?

 その鍵は梅干しにあるのです。
皆さんご存知のように、梅干しは腐敗しませんね。
梅干しは、一定の塩分と梅に含まれる有機酸(クエン酸等)のある一定の割合によって、保存料を添加したり、加熱処理をしなくても長期間保存することが出来るのです。これが≪梅干しの黄金比≫です。
当社は早くからこの黄金比に注目し、安全で長期保存の可能な浅漬け用調味液を開発・販売してきました。
 この、≪梅干しの黄金比≫を利用しているため、濃い目の調味液となっておりますので、ご使用の際には、水などで1:1に割ってご利用いただいております。

 保存料とは、食品を保存している間に微生物によって腐敗したり、油脂成分が変化するなどの品質への影響を防ぐ目的で使用される食品添加物のひとつで、食品中の微生物やカビの繁殖を防ぐ目的で使用しますが、みずほの味彩シリーズは一切使用しておりません。また、同様の目的で使用される酸化防止剤・防かび剤:日持向上剤なども本製品は使用しておりませんので、安心してお使いいただけます。


天然うまみ成分とは?

 「うま味」は、料理を構成する5つの基本の味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)の一つで、現在では、第五番目の基本味として「UMAMI」は世界が認知するところとなっています。
 「うま味」は、おいしさを生む大切な役割を果たしています。 うま味物質としてよく知られているものには、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などが挙げられます。
 これらのうま味物質はさまざまな食品に含まれています。グルタミン酸は昆布や野菜などに、イノシン酸は魚や肉類に、グアニル酸はきのこ類に多く含まれています。
 私達日本人は長い歴史の中で、天然うま味成分をもつ食品から、様々な調味料を生み出し、日本の食文化に強い影響を与えてきたとも言えます。現在では、手軽にうま味を添加するために合成された「うま味調味料」や「風味調味料」等も多く存在しますが、日本食の底力である天然うま味成分特有の味わいこそが、ホンモノの美味しさであり、「みずほの味彩 浅漬けの素シリーズ」は、化学調味料を使わずに、かつおエキス、昆布エキス、魚醤類などの天然うまみ成分を使用しております。また、すりおろした生姜やにんにく、しその実、梅などをたっぷり入れて、それぞれの素材感を感じていただける仕上がりとなっています。


みずほの里の50年の歩み

 今から50年近く前、茂在重光という一人の男が、様々な香辛料が使われていて健康に良いと考えらえるキムチ漬け(朝鮮漬け)を、もっと簡単に作れないかと考え、日本で初めて創りだした調味液が当社の≪キムチの素≫です。
 以来当社は、その技術を継承した調味料製造会社として、全国各地のメーカー、スーパー、デパートなどに各種調味液を長年ご提供してまいりました。キムチが各ご家庭でも浸透してきた中で、「自宅で簡単にキムチ漬けを作って食べたい」という消費者のご要望が多くなり、一般のお客様向けに、当社の既存の商品を改良し、2012年に独自の技術を使って、≪非加熱、保存料不使用、ノンアレルゲン(特定原材料27品目)、天然旨味≫にこだわった「みずほの味彩浅漬けの素シリーズ」を発売いたしました。
ご家庭で、お気軽に本格的な浅漬けの味を再現していただければと願っております。